ボンネットのエンブレムも剥離したので当然の如くなくなってしまった。 ただ剥離する以前にすでにキズだらけであったので敢えて残す意味も無い代物であったのだが幸運にもシール状のエンブレムが手元にあったので助かった。 このエンブレムは他のモデルにも利用できたので無意識に購入していた様なのだが「でかしたぞ」である。

リアのロゴについては何も弾がないので困っていたが雑誌Rennsport Vol.6の記事の中で取材されているプレートナンバーBB-PW307のリアからの写真を見ると何も付いておらずツルンとしているので、こんなんもありとした。

ワイパーは本来の樹脂製からエッチングパーツに変更したのだがアームとブレードの接合をアームの端部を折り曲げて行うと言う構造なのだが実際のところ折り曲げるとポッキリとなってしまう。 結局、瞬間接着剤による固定となるのだが接着面積が小さい為、簡単に取れてしまう。

タイヤ・ホイールの取付けは現状のシャシーの車軸位置だとかなり車高が高くなってしまうのでシャシーの一部を切り取り、ずらして再度シャシーに固定した。 接着だけだと脱落の可能性がある為、真鍮パイプを貫通させて補強した。

ホイールの裏側がのっぺりしていたのでシャシーへの接続には苦労した。 シャシーに対するセンター決めと固定軸の足掛かりとしてビスを通しホイールの中心軸とした。 軸と軸受は取敢えず出来上がったが、このままだとタイヤ・ホイールが外側に簡単に外れてしまうのでシャシーとホイールの双方にネオジム磁石を取り付けた。

とまぁ聞こえは良いが軸受の精度が低い為、車両の左右でキャンバー角がきっちりと決まらないのでタイヤを接地させてから各タイヤを手で調整して見栄えを良くすると言った「ていたらく」だ。

あまりにもホイールがスカスカなのでディスクブレーキを付けて見た。 ところで車によってキャリパーの向きは色々なのだが何でだろうと調べてみたが重量配分とか走る場所によるディスクに対する泥等付着によるダメージ対策とか諸説様々あるようだ。

ソフトトップの作成については僅かな写真資料しか見当たらず苦労した。 キール部にはビニール被膜のフレキシブルワイヤーを使いボディ接触部からくみ上げ都度、曲がりの修正を行った。

表面の素材については色々悩んだが「襖」の張替に使った紙を選択した。 利点としては上手く加湿してやれば弛みが発生しづらいのと乾燥するまでの時間にある程度、修正が可能であると言ったところだ。

最終の塗装にはマフラー用耐熱スプレーを使用した。 この塗料は完全マット状態となり乾燥後に軽く表面を擦る事で布の質感が再現出来る。 ただし丁度良い状態になった後は触ったらいけません。

元箱なしの状態で入手した状況だったため収納について何等かの対策が必要となった。 損傷が無く収納出来れば問題ないので冗談のつもりで目についた空箱を利用して作成して見た。 見栄えはあまり良くは無いが出来上がった箱を見ると結構、衝撃にも耐えられそうなので満足している。

車体の下にある黒いプレートは最終処理作業の為に作った治具で収納の際に取付けにも使う事にした。

テストに宅配便でどこかへ送ってみようかな♪〜

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1989 Porsche 911 Speedstear Wheels by"Colorado Custom"20 inch"Slammer" 1/18 Maisto